いきものの「いのち」に責任をもって欲しい想いから、地域密着の情報誌を。
うちの仔 編集長 矢吹 × みほ(フリーエディター)
みほ:ペットのフリーペーパーを創刊するとお聞きしましたが、今なぜフリーペーパーなのか、これまでの経緯やこれからの想いを編集長の矢吹さんにお会いしてお話をうかがいました。
編集長:私も保護猫を2匹飼っているのですが、かかわっていく中で情報がネットでしか拾えなかったんですね。でもネット上では情報があふれ、なかなか欲しい情報が手に入らなかったんです。
そんな中、ただ「可愛いから」と飼い始める。ただ「可哀想」だからと餌を与える。でも最後まで責任を取らない。そんな飼い主がまだまだ多いことを知りました。何も知らないでペットを飼うという危険な行為は情報の乏しさからくるのではないでしょうか。今ペットとの関係をどう築くか、どんな状況にあるのかを知ってもらうためには、もっと身近に手に取って見られる情報があれば、「いのち」の大切さを知り、そして「いのち」に責任を持ってもらえるかなと思ったのです。
編集長とみほさんの対談風景。
創刊号ということもあり、思いが溢れ出て話が止まらく、白熱して2時間近く話し込んでしまいました。
自分が紙媒体の仕事をしているのにネットに頼りすぎていることに反省もあり、それなら紙媒体で、地域限定の身近な情報を正確に伝えられることをすればいいんだと考えました。
フリーペーパーなら誰でも手軽に手に取ってもらえるところがいいですし、他社のフリーペーパーにペット情報が少なかったという点もひとつありますね(笑)。
みほ:今後どのような想いを持って、作っていかれるのでしょう。
編集長:先進国で動物を「もの」扱いをするのは日本だけと聞きました。悲しいですよね。
さっきも言いましたが「いのち」に責任を持って欲しいということから、生き物(犬、猫、小動物、は虫類、鳥類、魚類など)がどうしたら人間といい関係で、より良い生活が出来るかを伝えていきたいと思っています。
現在ペットの寿命が伸びて、人間と同じように病気になったり、介護を受けて一生を送るようになりました。私達はペットとともに生活していく時、知っておかなければならないことがたくさんあると思います。
それは住環境や身近になった病気、介護、死に対する情報などですが、これらの問題や提案をシリーズ化して、これからどんどん皆様にお知らせしていきたいと思っています。
ペットのためのライフスタイルは日々変わって来ています。ペットを提供する人たちや福島県内外の生き物情報が常に発信されています。その情報発信者の一員となれればと考えています。
みほ:最後に編集長の考えるペットとは?
編集長:「ペット」とはかわいがって飼う動物、愛玩動物という意味合いがありますが、家にも保護猫が2匹いると最初に話をしましたが、今はもう家族ですね(笑)。
昔は鳥や魚は観賞用で、犬は番犬、猫はネズミ捕りのようにそれぞれの役割を持っていたと思いますが、今やペットは人に限りなく近い家族となり、癒しの対象となっているのではないでしょうか。
ペット世界がどんどん変わってきていることに驚かされました。そんなことから今回の情報誌の名前が『うちの仔』になったのです。
これから情報を発信していく中で、きっと読者の方たちから賛否両論ご意見をいただくと思います。その時この紙上が皆様の表現の場としていろいろなご意見を出し合っていただければと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
そしてインターネット上でも『うちの仔』はペット総合サイトとしても運営していきたいと考えております。
みほ:ありがとうございました。楽しみにしております。
保護猫兄妹!
いつも一緒に寝て、仲が良いがたまにケンカもするんだよね!
お話がしたいの〜
ペットと暮らすには、お互いの関係を良くしたいもの。ペットの中には野生の本能を残しているものもいるため、人間の思い通りにならないことがあります。無理にしつけをしたり、思い通りのリアクションがないからといって怒ったり叩いたりしないで、せっかく一緒に暮らすのですから、健康と安全に気を使い、家族の一員として愛しましょう。
ペットに無理にしつけをしようとするとストレスになるので、見返りを要求したり期待しないようにしましょう。ペットにしてほしくないことは飼い主が対策することを習慣づけることで気が楽になります。
ペットが口にしそうな危険なものは出しっぱなしにしないよう気をつけましょう。
おもちゃなどで一緒に遊ぶものをそろえていくとより楽しくなっていきます。
初めて迎える時の心構えや準備。お互いに心地よくすごす関係。
必要なアイテムを用意する
フード用と水飲み用の食器とフード、トイレとベッドなどの準備。おもちゃや爪切り、ブラッシング用ブラシなど徐々に揃えましょう。ペットのサイズに合わせた食器選びも大切です。
ゲージやキャリーバッグを用意
小さいうちの短時間の外出や目を離す時など、ゲージがあると事故防止やいたずら防止になります。静かな場所に置くと落ち着きます。なるべくストレスにならない大きさのものを選ぶといいでしょう。
キャリーバックは、病院にいく時や外出の時に便利です。ペットの体の大きさに合わせて選びましょう。
かかりつけの病院を見てけておく
健康のために、かかりつけの病院があると安心です。
ペットを丁寧に扱ってくれること、飼い主の疑問質問にしっかり答えてくれること、相性のよい病院を選びましょう。
有害なものや苦手なものを知る
部屋にお花や観葉植物を飾ると匂いをかいだり食べたりすこともあるので、なるべく飾るのは避けたほうがいいでしょう。たばこの匂いや電気コードなども注意が必要です。
有害な食べ物の種類も知っておくことも必要です。
迎えると決めたから最期の日を
覚悟しておく
ペットの寿命は人間よりも短いです。別れはいつか必ず訪れるので、最期の日を受け入れられるように心の準備をしなら、これからの楽しい日々を送りましょう。
今年の夏は 愛犬を連れて キャンプに行こう!
この夏は、ペットも一緒に高原に出かけてみませんか?
ペット連れキャンプの心得を『おのファミリーランド』小林慎一さんに聞きました
ペットと暮らすには、お互いの関係を良くしたいもの。ペットの中には野生の本能を残しているものもいるため、人間の思い通りにならないことがあります。無理にしつけをしたり、思い通りのリアクションがないからといって怒ったり叩いたりしないで、せっかく一緒に暮らすのですから、健康と安全に気を使い、家族の一員として愛しましょう。
ペットに無理にしつけをしようとするとストレスになるので、見返りを要求したり期待しないようにしましょう。ペットにしてほしくないことは飼い主が対策することを習慣づけることで気が楽になります。
ペットが口にしそうな危険なものは出しっぱなしにしないよう気をつけましょう。
おもちゃなどで一緒に遊ぶものをそろえていくとより楽しくなっていきます。
おのファミリーランド オートキャンプ場
林に抱かれ、鳥のさえずりとせせらぎだけが聞こえる楽園の様な空間。予約の際にペット連れと告げると、「声が気になる犬は離れたバンガローに」等、可能な範囲で相談に乗ってくれる。フリードックランもある。木の建物や子ども用室内アスレチックは、すべてオーナーの手作りで今も進化中。湧水の調査中に偶然発見されたという温泉も格別だ。
プチドッグラン付きバンガローもある
うちの仔をもってきた方に
人数分のソフトドリンク
プレゼント(1組最高5本まで)
小林さんはDIYの達人
鉄分を含んだ泉質から「鉄人の湯」と命名
湧き水の池を囲むバンガロー
休暇村裏磐梯 キャンプ場
5万㎡の広大な敷地は会津地域No.1。首都圏から訪れる人も多い。6つのエリアから自分に合ったスタイルをチョイスできるだけでなく、「手ぶらプラン」「日帰りプラン」など、老舗ならではの行き届いたコースがありがたい。キャンプ情報サイト『CAMP HACK』とコラボした「限定コラボプラン」は最先端ツールをまとめて試せるため、インスタ映えにこだわるイマドキ女子にも好評だ。
サービスセンター内には温水シャワー・売店・コインランドリー等がある
福島県耶麻郡北塩原村桧原字小野川原1092-3
電話/0241-32-2421
予約/電話予約:6ヶ月前の同日午前9時〜
ネット予約:電話予約開始日の翌日午前0時〜
期間/2018年4月下旬から11月上旬
(気候状況により変更の可能性があります)
「ボヘミアンセットプラン」は1日各1組限定
気軽に楽しめる手ぶらでキャンプ
レイクランドヒバラ
桧原湖の入江を見下ろす湖畔のキャンプ場。場所柄フィッシングを目的に訪れる人も多いが、サイクリング・野鳥観察・昆虫採集・カヌー体験等、様々なアクティビティが楽しめる。犬同伴で心配な場合は、割安で試せるデイキャンプから始めてみるのもいい。夏でも朝晩は冷えるので上着や毛布は多めに用意しておこう。
うちの仔をもってきた方に
全体の料金から500円OFF
福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093-11
電話/0241-32-3307
予約/要予約
期間/2018年6月上旬か11月中旬
※詳細は変更される場合があります
9棟あるモービルサイトは冷暖房完備
管理棟の大きな机の前では大公望の情報交換も
キャンプ場に遊びに来たわんちゃんたち
プチパセットグリフォンバーデーン
中太郎くん
管理人の高間舘さんの
Facebookでは
桧原湖情報を
リアルタイムで配信中⬇︎
プードル
すずちゃん
ラブラドール
サラちゃん
湖面が磐梯山を映し、松林が夕日に染まる絶景の立地。砂浜に面し、車の乗り入れやジェットスキーの上げ下げが楽なことから愛好家が集まる。まるでプライベートビーチの様な広大な敷地を犬と散策すると、どこまでも歩いて行けそう。思わず水に飛び込む犬もいるとか。林の中には姉妹店のドックランもある。
猪苗代湖 天神浜オートキャンプ場
初心者にはロッジエリアが最適!
松林のむこうは猪苗代湖だ
人数分の利用料+駐車場代を払うと日帰りでバーベキューや遊泳ができる
保護犬・猫を“譲り受ける”という選択
自治体の動物愛護センターや保健所が、
保護犬や保護猫の譲渡事業を行っているのを知っていますか?
福島県動物愛護センター「ハピまるふくしま」の
職員の方に話を聞きました。
*渡対象犬・猫とは?
犬や猫を迎えるには、ペットショップやブリーダーから購入する以外に、自治体の動物愛護センターや保健所から譲渡してもらうという選択肢があります。
当センターで譲渡対象になるのは、主に飼い主不明で保護され、一定期間が過ぎた犬や猫です。年齢や病歴などは分かりませんが、獣医師が健康状態をチェックし、必要に応じて治療やワクチン接種を行い、健康管理をした動物たちです。
またそれぞれの犬・猫の行動を観察し、気質や性格を探ってケアし、犬には社会化のために最低限必要なトレーニングを施します。その結果、個体差はありますが、譲渡対象犬のほとんどが「おすわり」「待て」といった基本的なしつけを身に付けています。
*譲渡の流れ
譲渡会では、希望者が犬・猫を適正に飼育できる環境や生活であるかどうか、ライフスタイルや家族構成を確認させていただきます。その動物が一番幸せになるためですから、希望者の数に関係なく、審査は慎重に行います。
また、譲渡会とは別に、センターのホームページの『譲渡犬・猫情報』を見て、気になる犬・猫に直接会いに来ていただくこともできます。センターでは、そんな“お見合い”が週に平均5~6組行われています。
注意してほしいのは、譲渡会でも個別の“お見合い”でも、原則的に当日の引き渡しは行っていないということです。
必ず一日の猶予期間を置き、よく考えていただいてから、翌日以降の引き渡しとなります。「飼う」という判断が衝動的なものでなかったか、心変わりはないかを、家族で話し合っていただく時間です。
また、センターでは随時、飼い犬のしつけ方教室を開催しています。譲渡を受けた方にはその都度、参加を勧めていますが、誰でもアドバイスを受けられます。
国道288号線沿い(三春町下舞木)大きな看板が目印
体格ごとに仕切られたドッグランでは犬たちが思いっきり走っている
動物たちの部屋はそれぞれ個室になっている
冷暖房完備の個室スペースの一角には、スタッフ手作りのキャットタワーが。
*「飼う優しさ」と「飼わない優しさ」
譲渡を希望される方に人気なのが、子犬や子猫、そして決まった品種の小型犬です。住宅事情などにもよるのでしょうか、どうしても成犬の雑種犬が残る傾向にありますね。
もちろん、子犬や子猫の時期から飼わないと、なつかないということはありません。成犬や成猫でも愛情と時間があれば、新たな絆を結ぶことができますし、だいたいの性格がある程度分かっているという利点もあります。
見た目や種類も判断基準のひとつですが、あまり絞り込まず、個々の動物の気質を見、飼った時どうなるかを想像して選んでください。
譲渡会では動物たちの可愛さに「是非飼いたい!」と夢中になってしまいがちですが、自分が適切な世話ができないと判断したら、「今はペットを飼わない」と決断することもまた命を守る行動です。冷静に考えて、家族の一員を迎えてください。
<福島県動物愛護センター「ハピまるふくしま」>
田村郡三春町大字上舞木字向田17番
TEL:024-953-6400
曜日時間:月曜日~土曜日(祝祭日を除く)、8時30分~17時15分
*同センター管轄地域は郡山市・福島市を除く中通り全域です。
愛犬と歩こう。〜秋の裏磐梯散歩〜
裏磐梯の変化に富む景観は、130年前の磐梯山の噴火と火山活動、その後の自然の還移によって作られました。
多様な動植物が見られるレンゲ沼・中瀬沼周辺に、ペット同伴でウォーキングができるコースがあるのを知っていますか?
『NPO法人・裏磐梯エコツーリズム協会』の会長 眞野眞理子さんに、愛犬と歩く心得について聞きました。
ペット同伴の時は、マナーを守って散歩を楽しもう!
郡山市の遠藤さんご夫妻と、ミニチュアダックスフンドのクッキー(5歳)
クッキーと一緒だと、どこまでも歩けそうな気がするね
クッキーは「ドライブ&散歩」デビュー。「少し心配でしたが、歩き通したね」「クッキー、がんばったね」。
『レンゲ沼・中瀬沼探勝路』は、1周約1時間、裏磐梯唯一のバリアフリーのレンゲコースは、1周約30分の散歩道です。
『裏磐梯サイトステーション森の駅』からスタートする際は、入口脇の蛇口から愛犬の飲み水を調達しておくと安心です。沼の水には、両生類の卵や細菌があるため、ペットの健康と環境保全の両方の意味で、飲み水持参をお勧めしています。
また春から秋にかけては来場者が多く、車いすの方の利用もあるため、すれ違う時の配慮として、愛犬のリードを短く持つなどマナーを守ってお楽しみください。
きちんとしつけられていても、ペットは突発的な出来事に興奮してしまいがちです。草むらに飛び込んでダニや毛虫に刺されたり、花火の音に驚いて逃げ出したり、時にはタヌキとケンカすることもあります。過去にはウサギを追いかけて帰れなくなった愛犬もいました。野生動物に付くダニは、たちが悪く取れないので、後で愛犬にかわいそうな思いをさせないよう、ペットの管理ができる人がリードを持つことが大切です。
また、ふんの放置は動物の生態系を崩す一因になります。サイトステーションでは処理しやすい専用の袋(50円)も販売しています。安易にふんを置き去りにしない様、お願いします。
あまり知られていませんが、大型犬を遊ばせるのに、おススメのシーズンは、実は冬なんです。小犬は雪に埋もれてしまいますが、大型犬は雪がクッションとなり、思い切り動いて発散できるらしく、「冬の裏磐梯は最高!」と他県から訪れる方もいるほどです。
ヒロのお菓子屋さん
先代のレシピに忠実に「ヒロ」を「継いだ」2代目の名前はくしくも「ひろつぐ」さん。自称「裏磐梯のハグリッド」が作るパスタやカレーは、県産食材や食器を駆使し、どこか素朴でロマンチック。素泊まりプランもある。
パン工房ささき亭
販売のほか、パンとハンドドリップのコーヒーを店内でいただくこともできる。直前に、パンを温めてカットしてくれる気配りがうれしい。ペット同伴の場合は、屋外のテーブル席を利用することができる。
ハーブスペース・バンディア
1986年にオープンしたハーブ専門店。県道から離れているため、自然の静寂に包まれる。「店内と花壇の中に入らなければ、ペットの散歩はかまいません。もちろん、ふんの持ち帰りは絶対条件ですよ」とオーナー。無農薬栽培の乾燥ハーブを使った布製品は、雪に埋もれる冬季に手作りするという。